「あ、点滴の時間だ」
「え?トイレ?」
「あれ、トイレ詰まってる!誰だよ、オムツ流したの!」
「起こしてほしい?まだ夜中の3時だよ。朝になったら起こしますね。」
鳴り続けるナースコール、離床センサーの音。一晩中、病棟をグルグルと駆け回る日々。
看護師のみなさん、今日も本当にお疲れ様です。
もし今、「この働き方をいつまで続けられるんだろう」と感じているなら、それはあなただけではありません。
今回は、私が「もう体力が限界かもしれない」と本気で夜勤について考え直すきっかけとなった、ある夜勤のリアルな日常と、そこから見えてきた「自分の身体を守る働き方」について、一緒に考えてみたいと思います。
朝5時はまるで戦場。気づけば外は明るくなっていた
夜中のバタバタが少し落ち着くかと思いきや、朝の5時からまさに戦場です。もう、オムツ交換に回らなきゃ。食事準備、起床介助、洗面、トイレ介助、「注入食、流しますねー」、夜間使っていたポータブルトイレの片づけ……。
怒涛の業務をこなしているうちに、気づけば外は明るくなっています。
そこからさらに食事介助が始まり、「薬、ちゃんと飲めたよね?」と確認に回ります。ぼーっとした頭のままの巡回や内服確認は、正直、行うのが不安です。何度も確認して不安を取り除きます。
この時点で、頭の中にあるのは「あー眠い。きつい。足が重い。」という言葉だけです。
鉛のような足と、やけに遠く感じる病室までの廊下
食後も息つく暇はありません。
「食後はトイレ?はい、はい、どうぞ。」
そうしている間にも、また別の場所からナースコールが鳴り響きます。
うぅ……足が重い、腰が痛い。
病室までの廊下が、やけに遠く感じられます。立ちっぱなしの足は、まるで鉛のように重くなっています。
「もう少し、あと少し。」
そう自分に言い聞かせながら、申し送りが終わればやっと座れる……と思いきや、待っているのは全然終わっていない看護記録です。夜の間には座る暇もないくらい、もちろん記録をする時間なんてありません。
こんなバタバタな夜勤を、私は月に4回こなしていました。
夜勤免除の制度自体は「育児・介護休業法」によって定められていますが、対象になるのは小学校就学前の子を養育している人、または要介護状態にある家族を介護している人だけです。子育てが一段落し、今のところ介護をしている家族もいない私には、この制度は使えません。
体力の限界も、加齢による衰えも、この制度の対象にはならないのです。
年々、身体のきつさは倍になっていく気がします。腰なのか、膝なのか、もうどこが痛いのかすら分からない状態でした。
「看護は好きだけど。でも、これ、いつまで続けられるんだろう。」
そんな疑問が、頭を離れなくなっていきました。
2日経っても抜けない疲労。「何のために頑張っているの?」
若い頃は、夜勤明けの解放感や、昼間に堂々と眠れる時間が嬉しかった記憶があります。
でも今は、昼間に少し眠っても、夕方に起きて今度は家事が待っています。身体は重いまま。頭も重いまま。夜勤の後、身体が完全に復活するまでの時間が、年々あきらかに伸びているのを感じます。蓄積した疲労もあるのかもしれません。
「私、何でこんなに頑張ってるんだっけ。」
そんな風に、夜勤明けのクタクタな身体で自問自答している看護師さんは、きっと私だけでないはずです。
看護師としての責任感だけで身体の悲鳴を無視し続けるのには、いつか限界がきます。
実は私自身も、こうした夜勤を何年も重ねた末に「夜勤をやめる」という決断をしました。その経緯はこちらの記事でお話ししています。

人生の後半戦、大好きな看護を長く笑顔で続けるために、一度「自分の身体を守る働き方」を真剣に考えてみませんか?
もしあなたも体力が限界なら、まずは夜勤なしの求人を眺めてみるだけでも心が軽くなりますよ。


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