ブログを書き続けていると、「次は何を書こう」と手が止まる瞬間が必ずあります。
体験を書く。経験を書く。興味のあることを書く。ネタの探し方はいくらでも紹介されていますが、それでも「結局、何を書けばいいのか」がわからなくなる。私自身、ずっとそこで悩んでいました。
そんなとき、ある考え方に切り替えたことで、記事が驚くほど書きやすくなりました。今回はその体験をシェアします。
以前の私は「日記」を書いていた
ブログを始めたばかりの頃、私は自分が歩んできた道のりを、そのときの思いや経過とともに綴っていました。時系列に沿って書いていくと、まるで人生日記のような記事が積み重なっていきます。
文字数は1記事、平均1000文字程度。書きながら頭をよぎるのは、いつも同じ疑問でした。
「これ、誰か見に来てくれるのかな」
誰に向けて書いているのか
収益化を目指して学び始めると、「キーワード・ターゲット・伝えたいことを先に決めてから書く」という基本に出会いました。改めてこれまでの記事を見返すと、言いたいことは伝わっても、「誰に」「何を」伝えたいのかがまったく定まっていないことに気づきました。
それまでのターゲット像は、「同じ年代の人かな」という程度のあいまいなものでした。
例えば以前は、「看護師の仕事は大変だった」という自分の感情を中心に書いていました。でも今は、「人間関係に悩む看護師さんに向けて書く」というように、届けたい相手をはっきり決めてから書いています。同じ”看護師の大変さ”というテーマでも、誰に向けるかを決めるだけで、選ぶ言葉も、掘り下げる角度もまったく変わってくるんです。
ターゲットは年齢で区切るものではなく、「今その悩みを抱えている人」として考えると、書くべき内容が自然と見えてきます。
何を伝えたいのか
これまでの記事は、自分の経験とそこから感じたことをそのまま記録した、経過報告に近いものでした。「自分が言いたいこと」を並べただけの内容だったと思います。
そこで意識を変えました。自分が言いたいことではなく、「読んだ人に何を持ち帰ってほしいか」を一つに決める。それだけで、書く内容が自然と絞られるようになったんです。
「30年看護師をしてきたから何を持ち帰ってもらいたい?」と自分に問いかけたことで、いくつか具体的な記事が生まれました。
新人看護師さんに向けては、【新人看護師でも医師に伝わる報告術。SBARで緊張知らず】という記事。神経筋難病の患者さんとの関わりに悩む方に向けては、【神経筋難病患者さんとの信頼関係が築けない…。20年働いて見つけた解決方法】という記事です。
どちらも、「自分が伝えたいこと」ではなく「相手が何に困っていて、何を持ち帰れば楽になるか」から逆算して生まれたテーマでした。
読んだ人は、この記事から何を得られるのか
以前の私は、「離婚しました」「看護師を30年しています」という事実を並べているだけでした。読んだ人がそこから何を得られるのか、正直考えたこともありませんでした。
記事の書き方を学ぶ中で、「読んでもらうにはどうすればいいのか」を考えるようになり、「ブログを読む人はどんな人で、なぜそれを検索したのか」を意識するようになりました。この視点が、検索キーワードの考え方にもつながっていることに気づいたのもこの頃です。
「何のためにこの記事を読むのか」を先に考える——それが、記事を書くということの本質だと、このとき初めて腑に落ちました。
ネタに詰まったときの自問リスト
今でも手が止まることはあります。そんなときは、こんな質問を自分に投げかけるようにしています。
- 看護師をしていて、自分が何に困ったことがあったかな?
- 看護でもブログでも、すぐに実践できるコツがあったかな?
大げさなことでなくていいんです。日々の小さなつまずきや工夫こそ、同じ悩みを抱える誰かにとっての答えになります。
記事ネタ整理シート
考えたことをそのまま形にできるよう、簡単なシートにしてみました。ネタに詰まったら、この3行を埋めてみてください。
・誰に届けたい? (例:夜勤明けの体調管理に悩む看護師)
・何を伝えたい? (例:夜勤明けでも眠れるようになった工夫)
・読んだ人は何を持ち帰れる? (例:今日から試せる入眠ルーティン)
書き出してみると、頭の中でぼんやりしていたテーマが、意外なほどはっきり見えてきます。
まとめ
ブログを書いていると、「もう書くことがない」と感じる日が必ずあります。
でもそれは、ネタが尽きたのではなく、経験をどんな切り口で届けるかがまだ決まっていないだけかもしれません。
- 誰に
- 何を伝えたいのか
- 読んだ人は何を持ち帰れるのか
この3つを最初に考えるだけで、同じ体験でも「日記」から「記事」へと変わっていきます。
まだ記事作りに悩まなくなったわけではありませんが、少なくとも迷ったときに立ち返る視点は持てるようになりました。あなたがこれまで経験してきたことも、誰かにとって役立つ情報になるかもしれません。記事作りに行き詰まったときは、ぜひこの考え方を思い出してみてください。
この記事で紹介した記事
人間関係に悩む看護師さんに向けて書いた記事です。

新人看護師さんや報告で緊張してしまう看護師さんに向けて書いています。

神経難病病棟に勤務しこだわりの強い患者さんとの関わりに悩む看護師・介護士の方へ向けて書いています。



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