「不倫した夫と離婚するために調停を始めたけれど、驚くほど前に進まない……」
悪いのは100%あちらなのに、話し合いがダラダラと長引いて、精神的にも金銭的にもすり減っている方も多いのではないでしょうか。
今から3年前、私も夫の不倫が発覚した後、弁護士を雇って「婚姻費用(別居中の生活費)請求」と「離婚」の2つを軸に調停に臨んでいました。しかし、実際に始まった調停は、私の想像を絶する「亀の歩み」だったのです。
今回は、当時の私が経験した「弁護士がいても調停が進まないリアルな現実」と、その裏にある不倫夫の引き延ばし工作について振り返ります。
2回終わっても進捗ゼロ?調停が停滞した理不尽な理由
当時の調停は、2回目が終わった時点でも、進んだ話といえば「頑なに売りたくないと言っていたマイホームを、売る方向で進めることになった」という件だけでした。
それすらも、現在その家に住んでいる夫が「住んでいない状態でないと売り出しにかけたくない!」と言い張り、結局は具体的な売り出しすらできずにストップしていました。
さらに、別居中の婚姻費用に関しても、夫は「提示された額では払えない」の一点張り。1回目の調停の後で「次回、収入証明を出す」と約束していたにもかかわらず、2回目になっても提出してこない始末だったのです。
長引くことで、子供たちを抱え、日々の支払い関係をすべて背負っていたこちらの貯金と精神はガリガリと削られていきました。自分の分だけ払っていればいい相手は、長引いても大した痛手はありません。「コチラを苦しめるためにわざとダラダラしているのでは?」と思わざるを得ない日々でした。
費用はかさむ一方…「法律は私の味方ではない」と感じた不安
調停が長引くと、もう一つの現実的な問題が襲いかかりました。それが「弁護士費用」の負担です。
私の契約では、調停の手続きは3回分までの金額が含まれており、それを超過した場合は追加料金(日当など)が発生するシステムでした。次でもう3回目というところまで追い詰められていたのです。
婚姻費用は決まらない、家も売り出しすらできていない。これではいつ終わるのか分かりません。
「弁護士さんがいても交渉が進まないなんて、契約破棄の理由にならないの?」
「財産分与が得られたら、その数%が成功報酬として引かれる?得られるって分かっているのに?」
日々お金は消費され、子供たちのために使いたい大切なお金が、この無駄に思えるダラダラ期間のせいで消耗されていく恐怖。弁護士さんは「訴訟(裁判)に持っていくか」とも言いましたが、裁判をしたところで自営業の相手に金がないのは分かっていました。「法律も、私の完全な味方ではなさそうだな」と、孤独と理不尽さに震えたのを今でも覚えています。
呆れた不倫夫の「は?バッカじゃねーの?」と言いたくなる返答
極めつけは、調停の中でこちらから「離婚してください」と主張した時の、相手の二転三転する態度でした。
相手は最初、「離婚はしたくないが、決意が固いのであれば条件次第で離婚には応じます」と調停委員経由で返答してきました。
そこで、こちらとしては「じゃあその条件とやらは何なのか?」と聞いてみた結果、返ってきた言葉がこれでした。
「離婚したくない意思に変わりはないので、こちらから提示できる条件はありません」
……は???
思わず耳を疑いました。つまり「こっちが頭を悩ませて、アチラに対して甘い甘い条件(お金を請求しないなど)を出さなければ、離婚に応じないよ」という意味です。
不貞行為を働いた側に、そんな引き延ばしの権利があると思っているのでしょうか。本当に「バッカじゃねーの?」と呆れ果て、振り出しに戻された気分でした。
まとめ:調停が進まなくて孤独を感じているあなたへ
離婚調停は、相手が「引き延ばそう」と思えば、いくらでもダラダラと長引かせることができてしまうのが、日本の法律の冷酷な現実です。弁護士がついていても、相手が動かなければ亀の歩みになってしまいます。
しかし、ここで心が折れて相手のペースに巻き込まれてはいけません。
我が家はこのあと、調停不成立を経て、最終的に「審判離婚」という形でこの泥沼を突破することになります。「1円もいらないから今すぐ縁を切る」という最終カードを切って決着をつけたお話は、また次回の記事で詳しくお伝えしますね。
いま出口の見えない調停で戦っているどなたかの参考になれば幸いです。
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