血圧って何?
ひとことで言うと、心臓が送り出した血液が、血管の壁を押す力の強さを数値にしたものです。
ホースに例えると…
水圧が高すぎるとホースが傷む。低すぎると水が届かない。血圧もそれと同じで、適切な範囲に保つことが大切です。
「上」と「下」の数字の意味
収縮期血圧(上の数字)
Systolic
心臓が血液を押し出した瞬間の、最大の圧力
拡張期血圧(下の数字)
Diastolic
心臓が次の拍動のために休んでいるときの圧力
高血圧を放置するとどうなるのか
高い圧力が血管にかかり続けると、段階的に深刻な状態へと進んでいきます。
血管の内壁に小さな傷がつく
高圧力が長期間続くと、ホースの内側がすり減るように内壁が傷つき始めます。
血管の壁が厚く・硬くなる(動脈硬化)
傷を修復しようとして壁が厚くなりますが、強くなるのではなく硬くなります。硬い血管はさらに血圧を上げやすくする悪循環を生みます。
血管の内側が狭くなる
傷ついた部分にコレステロールや血小板、老廃物が集まり、管の内側が狭くなって血液が流れにくくなります。
詰まる → 心筋梗塞・脳梗塞
心臓の血管が詰まると心筋梗塞、脳の血管が詰まると脳梗塞に。
膨らむ・破れる → 動脈瘤・脳出血・大動脈解離
高圧力が弱い部分に集中すると風船のように膨らみ(動脈瘤)、それが破れると脳出血や大動脈解離といった命に直結する状態に。
また、全身の血管に影響が及ぶため、以下の臓器・器官の疾患にも繋がりやすくなります。
高血圧の診断基準と目標値
日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2019」より
148 / 85 mmHg は診断基準を超えており、すでに高血圧の範囲です。「少し高めかな」と油断しがちな数値ですが、放置は禁物です。
毎日の生活行動で血管を守りましょう
「どうもないから大丈夫」ではなく、血管の中で少しずつ変化が起きています。毎日血圧を測る習慣を持つだけでも意識が変わります。塩分を控える、青魚を食べる、体重を減らす——小さな積み重ねが血管を守ります。

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