投稿者: jinseikohan-nurse

  • 20年働いた病院を辞めると伝えた日

    師長に退職の話をしたとき、

    「転勤にしたら?

    お金大変になるよ。老後資金とか考えなきゃ」

    と言われた。

    たしかにそうだ。

    離婚したばかりで

    学費もこれからかかる。

    そんなことはわかっている。

    それでも

    ここに留まっていたくなかった。

    過去から離れたい。

    前に進みたい。

    逃げているだけかもしれない。

    現実をちゃんと見れていないのかもしれない。

    それでも

    ここに留まっていたくないと思ってしまった。

    逃げてもいいじゃない。

    違う場所で自分が

    やっていけるのかも知りたいし

    何とかなる。

    「退職金で子供達の学費を払いたいんです」

    そう伝えた。

    なんだか

    スッキリした。

    「あなたがいなくなるのは残念だわ」

    そう言っていたけど

    そこまで残念そうには見えなかった。

    老後資金?

    ……知らんし。

  • このままここにいたくないと思った

    ほんの数年前に離婚が成立

    親権は当たり前だけど私

    学生3人を扶養

    子供達もそれぞれに頑張ってる

    片親になったからって

    子供達の選択肢が

    狭くなるのは嫌だ

    やりたい事を

    やりたいと言える状況は

    整えていたい

    離婚で色々と

    ぐずぐずになって

    心も身体も疲労は蓄積

    仕事がきつい

    夜勤が嫌だ

    身体が重い

    あちこち痛い

    なんでこうなったんだろう?

    何のためにこんなに頑張ってるの?

    子供達のため?

    私はどうしたいの?

    どう生きたいんだろう?

    子供達のことは別として

    自分はこのままでいいのかな

    この場所にいる限り

    過去との比較をし

    何故こうなった?のループから

    抜け出せない

    それは嫌だ

    自分で望んでここにいると

    いえない

    20年以上同じ職場で

    働いていて

    考えたこともなかったけど

    今、私はここにいたくない

    よし!辞めちゃおう!

    選ぼう!自分の居場所は自分で。

    そう決めた日から、少しだけ前を向けた気がした。

  • ワンオペになったのに、夜勤を辞めた看護師の貯金は無限じゃなかった

    今まで生きてきた中で

    家計管理はやってきたはず。

    だけど、把握しているようで

    実は出来ていない。

    色々な管理方法を試してみたけど

    続かない。

    自分なりにやってきたつもりだけど

    今まではそれなりの稼ぎがあったので

    そんな状態でも

    何とかやってこれてたんだと思う。

    ワンオペになってから

    常に

    足りない、足りない。

    そして貯金で補填。

    貯金は無限じゃないからな。

    今までのようにはいかないんだと

    やっと気づいた。

    いやぁ

    支出に対して収入が少な過ぎだろぉ〜!

    って目の当たりになった

    ぼやっとわかってはいたけど

    数字で出た

    これじゃ

    貯金からの補填でも無理だな

    さて、どうすればいいんだろう?

    子供達はまだ学生

    ここは自分達の必要分は

    バイトで賄ってもらえないか相談だな

    そーすれば赤字は

    免れるかも?

    それでも余裕なんてない

    現職場は副業オッケーらしい

    じゃぁ副業するか!

    給料以外に収入あるって

    いいねー!

    休みの日や夜にバイト?

    体力ないくせに?

    身体が続かないと言って

    夜勤なしを選んだくせに?

    ちょっと現実的じゃない

    まず、副業ってよく知らないって事に気づいた

    色々、調べなきゃ

  • 人生後半看護師な私の  「普通」

    以前、弟嫁に言われた事がある

    「◯◯さん、いつまで働くのですか?」

    長男が産まれて

    産後復帰したすぐ後に言われた言葉

    意味が掴めず

    ん?となった

    弟嫁は専業主婦で

    結婚と同時に仕事は辞めていた

    曰く、旦那も働いていて

    子供も産まれて子育てもあるのに

    奥さんである私がいつまで働くのか?

    との意味あいだった

    私の中で衝撃だった

    いつまでなんて考えたこともない

    子供が産まれようが

    育てていようが

    そうしながら働いていくのが

    当たり前だと思ってた

    もちろん!仕事は続けるよーと

    答えて

    2人目、3人目と産んだ後も

    変わらず働いた

    上の子の友達ママとの会話中に

    「え?フルタイムで働いてるの?

    凄い!偉いね〜」と

    ん?偉い?

    そうなんだ?

    皆んな、そうしてるよね?

    とクエスチョンマークだらけに

    その友達ママの周囲の人たちで

    フルタイムで働いている人は

    数人しかいない

    その他は

    働いていてもパートタイムとか

    家業の手伝いとからしい

    なるほど

    でも私の周りの人達は

    皆、子育てしながら働いてる

    この方からすれば

    私は偉い!

    だけど、私からすれば

    当たり前

    偉くない

    頑張っていないわけではないけど

    偉いって言われて嬉しかったけど

    そんなことないよ…

    でも正直

    「私って凄いの?」と思った。

    私にとっては普通だったから。

    でも今思えば、

    あの頃の私は、

    毎日必死に回してた。

    特別なことをしているつもりはなかったけど、

    よくやってたんだな〜って思う。

    普通だと思っていたことも、

    誰かから見れば凄いことだったのかもしれない。

  • 看護師の私は考えるのは得意なはず

    寝る前、頭の中で明日を組み立てる。

    制服は洗濯終わってる。

    朝ご飯はあれ。

    お弁当はあれにしよう。

    お米はあったよね。

    あ、定期そろそろ切れる。

    来週色鉛筆って言ってたな。

    仕事は夜勤。

    昼間に夜ご飯準備して、

    少し昼寝できるかな。

    これはもう、儀式みたいなもの。

    20何年も母親業をやってきて、

    身についた段取り力。

    でもこれ、

    看護の現場でもそのまま使ってると思う

    事前に予測して、

    リスクを考えて、

    動き方を決める。

    新人の頃、耳が痛くなるほど言われた。

    「エビデンスは?」

    考える癖は、染みついた。

    考えるのは悪いことじゃない。

    でも、

    全部を整えようとしすぎると、

    自分が疲れる。

    考えるのは得意。

    段取りも予測も、

    母業でも看護でも役に立ってきた。

    でも、

    考え始めると止まらない。

    もしも、が増えていく。

    まだ起きていない未来まで背負い始める。

    頭の中でぐるぐる考えが巡る

    最近は、

    「あ、回り始めたな」

    と思ったら、

    やめやめ、ってする。

    全部を整えなくてもいい。

    全部を想定しなくても、

    案外なんとかなる。

    それを、少しずつ覚えている。

  • 人生後半看護師の私は整えるのが好きみたい

    看護師の仕事が好きだとは

    思うけど

    看護師の何が好きなの?

    と考えた

    よく聞くのが

    「患者さんや家族からのありがとう」

    がやりがいだって聞くけど

    何かピン!とこないな

    もちろん、ありがとうと言われると

    嬉しいけれど

    それが聞きたいから好きなのではないな

    具体的にどんな時が

    好きかというと

    例えば

    かなり頑固なおばあさんと

    それなりの関係を築く事ができた時とか

    寝姿が乱れている寝たきりの患者さんを

    きれいに整えた時とか

    毎日処置してた褥瘡が

    どんどん良くなってる時とか

    何か様子がおかしいと

    急変しそうな患者さんに気づいた時とか

    沢山のタスクを時間内に

    クリアできた時とか

    アセスメントも好きかな

    細かすぎるかもだけど

    こんな感じをまとめると

    看護師の仕事が好きとなるんだろうな

    「ありがとう」だけが欲しいわけじゃない。

    状態が整うこと。

    関係が整うこと。

    危険を先回りできたとき。

    目立たないけど、

    ちゃんと機能している。

    そんな瞬間が、私は好きなんだと思った

  • 縁の下が好きな私

    ある日の夜勤。

    はぁ〜今日は気が重い。

    気持ちが上がらぬまま向かう病棟。

    メンバー表を見て、そっとため息。

    「今日で夜勤は何回目?」

    「おぉ!もう4回目かぁ〜そろそろ慣れてきたかな?」

    笑ってはいるけど、内心はフル回転。

    50人を3人で見る夜。

    しかも一人は新人さん。

    共同業務は任せな!とは言ったけど

    ナースコール鳴りまくり

    頭では段取りが全部見えているのに、

    体が追いつかない。

    あ〜この時間はあのフォローに行かなきゃ。

    次はこっち。

    でも、新人さんに

    「大丈夫?困ってない?」

    と声をかけるのも私の役目。

    わかる?

    指示しても動けないのが新人よ。

    それでも伝える。

    出来るようになってもらわなきゃ。

    無事に申し送りが終わった瞬間、

    全身の力が抜ける。

    何事もなく朝を迎えられた。

    それだけで今日は合格。

    甘いモノ食って寝るぞ〜。

    あの夜を、なんとか回せていたのは

    たぶん、私もその一人だった。

    守ることも、育てることも、

    全部ひっくるめて。

    必死だったけど、

    それはちょっと自慢していいかな。

    縁の下でいるのは嫌いじゃない。

    むしろ、好き

    その日のメンバーを見て、

    足りないところを補う

    気づかれなくてもいい。

    夜が無事に終わればそれでいい。

    心の中で、

    「よし、上手く回ったな」

    って思えたら、それで満足。

    …でも、

    たまには

    「今日助かりました」

    なんて言われたら、

    ちょっと嬉しい。

  • 夜勤を辞めて気付いたこと

    20年も働きっぱなしだったので

    仕事辞めたら

    しばらくはのんびり過ごしちゃおうかな

    などと考えていた時もありました

    実際は

    引っ越し準備と

    引っ越し後の片付けで

    2ヶ月経ってた!

    3食昼寝付きの生活を送り

    気付いた

    身体が鈍ってる

    ショッピングに出かけても

    歩くだけで股関節痛いし

    肩も痛い

    そして

    日々減っていく貯金

    入る予定のない給料

    うわっ怖い!

    コレは早々に働かねば!

    と、就職活動を開始

    紹介会社を経由して

    訪問看護ステーション一択で探し

    無事に就職

    規則正しい生活が始まり

    仕事にも少し慣れた頃

    ふと気づいた。

    ん?体調がすこぶる良い

    休んでた間の股関節の痛みや

    重だるかった身体も

    シャキシャキ動ける

    休みの日も同じ時間に眠くなり

    朝も同じ時間に目が覚める

    凄い!これが規則正しい生活の恩恵か!

    しかし、給料は激減

    職場により基本給は

    変わるのは当たり前だけど

    以前の職場では

    夜勤手当だけで一回10,000円

    月に4回で4万円

    これに残業手当がついたりで

    約5〜6万はあった

    これは大きい

    子供への仕送り、生活費、学校関係費

    足りない

    どうすればいい?

    お金は必要だけど

    体力的に夜勤は無理

    訪問看護も少しずつ色々な事が見えてきて

    楽しい!

    もっと知りたい

    でもお金…

    体は楽になった。

    規則正しい生活で、体調もいい。

    訪問看護は楽しい。

    もっと知りたいと思っている。

    でも、現実は変わらない。

    子どもへの仕送り。

    生活費。

    学費。

    足りない。

    私は、どうすればいい?

  • ワンオペになった看護師の人生はここから始めればいい

    離婚するまでは

    働く→給料→家庭のお金

    という思考だった

    夜勤もしてフルタイムで働いて

    確かに沢山貰ってた

    子供達にお金で苦労させない為に

    頑張ってたんだ

    というか、日々に必死すぎて

    そんなことも考えることなく

    日常をクリアすることで

    精一杯だった

    子供達が大きくなるにつれて

    お世話という名の手がかからなくなってきて

    この子達が巣立っていった後の

    今後のことも

    うっすらと浮かびはじめた

    でもまだまだ

    進路どうする?

    学校で友達ともめた?

    部活が!送り迎え?

    等等の日常が慌ただしく過ぎてた

    そんな中の離婚騒動

    弁護士費用

    財産分与

    稼ぎが少ないからと養育費も払えないよと

    学費折半?無理と言われ

    無事に離婚は出来たけど

    身体ぐだぐたに疲れて

    必死に働いて

    色々築いてきたと思っていたものが

    崩壊してしまった

    そこからは

    ずっと考えて考えて

    何を間違えたんだろう?とか

    コレからは自由だ!とか

    考えて、底の方の光を見た後

    ここから始めればいいか!

    と言う結論に至り

    お金については

    あまり危機感は持っていなかった

    働けばいいかーくらい

    退職金で、引っ越し

    子供達の学費や生活費を賄いながら

    在宅看護に興味があったので

    この機会に新しい分野に挑戦してみよう!

    と、転職活動を始めた

    お金のためだけじゃなく、自分の人生のために働きたいなと思った。

  • あと少しで終わるのに身体が動かない朝

    鳴り続けるナースコール。

    離床センサーの音。

    一晩中、病棟をぐるぐる駆け回る。

    「あー点滴の時間だ」

    「え?トイレ?」

    「あれ!トイレ詰まってる!誰だよ、オムツ流したの!」

    「起こしてほしい?まだ3時だよー。

     朝になったら起こしますね。」

    さぁ、オムツ交換回らなきゃ。

    朝5時からは、まるで戦場。

    食事準備。

    起床介助、洗面、トイレ介助。

    「注入食、流しますねー。」

    夜間使っていたポータブルトイレの片付け。

    気づけば外は明るい。

    食事介助。

    「薬、ちゃんと飲めたよね?」

    あー眠い。

    きつい。

    足が重い。

    食後はトイレ?

    はい、はい、どうぞ。

    またナースコール。

    うぅ…足が重い。腰が痛い。

    病室までが遠い。

    立ちっぱなしで、足は鉛みたい。

    「もう少し。あと少し。」

    申し送りが終われば、座れる。

    ……記録、全然終わってない。

    こんなバタバタ、ドタドタの夜勤を

    月4回もやっていた。

    夜勤免除なんて、ちびっ子育て世代の特権なので使えない

    年々、辛さは倍増。

    膝?腰?どこが痛いんだっけ。

    看護は好き。

    でも、これ、いつまで続けられるの?

    終わったあとの解放感と、

    昼間に堂々と寝ていられる時間は嬉しかった。

    でも夕方には起きて、

    今度は家事。

    身体は重いまま。

    頭も重いまま。

    夜勤後、完全復活するまでの時間が

    年々伸びている。

    私、何でこんなに頑張ってるんだっけ?