あと少しで終わるのに身体が動かない朝

鳴り続けるナースコール。

離床センサーの音。

一晩中、病棟をぐるぐる駆け回る。

「あー点滴の時間だ」

「え?トイレ?」

「あれ!トイレ詰まってる!誰だよ、オムツ流したの!」

「起こしてほしい?まだ3時だよー。

 朝になったら起こしますね。」

さぁ、オムツ交換回らなきゃ。

朝5時からは、まるで戦場。

食事準備。

起床介助、洗面、トイレ介助。

「注入食、流しますねー。」

夜間使っていたポータブルトイレの片付け。

気づけば外は明るい。

食事介助。

「薬、ちゃんと飲めたよね?」

あー眠い。

きつい。

足が重い。

食後はトイレ?

はい、はい、どうぞ。

またナースコール。

うぅ…足が重い。腰が痛い。

病室までが遠い。

立ちっぱなしで、足は鉛みたい。

「もう少し。あと少し。」

申し送りが終われば、座れる。

……記録、全然終わってない。

こんなバタバタ、ドタドタの夜勤を

月4回もやっていた。

夜勤免除なんて、ちびっ子育て世代の特権なので使えない

年々、辛さは倍増。

膝?腰?どこが痛いんだっけ。

看護は好き。

でも、これ、いつまで続けられるの?

終わったあとの解放感と、

昼間に堂々と寝ていられる時間は嬉しかった。

でも夕方には起きて、

今度は家事。

身体は重いまま。

頭も重いまま。

夜勤後、完全復活するまでの時間が

年々伸びている。

私、何でこんなに頑張ってるんだっけ?

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